心に関する記事

以下に記事があります。

精神保健家族会総会開催、法人化へ会員一丸

 宇部地区精神保健家族会(中田次郎会長、八十人)の総会が二十一日、福祉会館で開かれた。障害者自立支援法の施行によって、小規模作業所(工房ときわ)は、自立支援給付の対象事業所か地域活動支援センター事業へ移行しなければ、活動が維持できなくなる。運営主体が任意団体の場合は、法人化も必須。同会では「家族会は精神障害を持つ子のとりで」とし、法人化に向けて全力を傾けることを決めた。
宇部日報)

障害者自立支援法を考えるフォーラム」、現場からの疑問・不満続出

障害者自立支援法を考えるフォーラム」が二十日、JA山口宇部本所で開かれた。県内の障害者団体や施設、行政、ボランティア関係者ら約四百八十人が参加。厚生労働省障害保健福祉部障害福祉課長の藤木則夫さんから、四月に施行された同法についての説明を聞き、率直な疑問や不満をぶつけた。中でも原則一割の応益負担については「働くほど利用料が増える」などと苦情が続出。「差別のある社会で、きれいごとばっかりの法を作った」という非難の声も上がった。
宇部日報)

夜回り先生:大人の優しさが、子どもを育てる 水谷修さん講演−−高松 /香川

 ◇「看護の日」記念で
 深夜の繁華街で子どもたちに声をかけて指導する「夜回り先生」こと水谷修さん(50)=元横浜市立高教諭=が21日、高松市玉藻町の県民ホールで講演した。薬物依存やリストカットなど子どもが抱える問題について話し、「大人がみんなで子どもたちを守っていかなければならない。受けた優しさが多いほど非行や心の病から遠ざかります」と子どもと対等に向き合い、粘り強く接する必要性を説いた。【南文枝
 講演は、県看護協会が主催する「看護の日」(12日)の記念行事として開催。看護師や看護学校生、教育関係者ら約650人が、ソフトな語り口で淡々と話す水谷さんの体験談に耳を傾けた。
 演題は「夜回り先生―生きていてくれてありがとう」。水谷さんは定時制高校に赴任、夜の街に足を運び、薬物依存や暴走族との関係、援助交際などで苦しむ子どもたちとかかわってきた。6年前からは、リストカットに悩む子どもの相談にも乗っているという。
 水谷さんは、薬物依存などに走る原因として「社会のいらいら」を挙げ、親など大人のいらいらが子どもを追い込んでいると指摘。「大人はしかってばかり。人は褒められることで力や自信を付ける」と子どもを褒めることの大切さを強調した。
 また、「薬物を使っている子どもがいない高校を探すことの方が難しい」と、県内を含めて薬物が子どもの身近に迫っている現状を説明。「子どもは花の種。丁寧に育てれば、時が来たらきれいな花が咲く」と述べ、問題を抱える子どもに寄り添う関係作りの大切さを訴えた。
毎日新聞

精神障害者:自立支援に制度活用を−−小倉で連合会総会 /福岡

 北九州精神障害者福祉会連合会(田中政行会長)の総会が21日、小倉北区の市立男女共同参画センター「ムーブ」であった。メンバーの体験を交えたシンポジウムや、市立精神保健福祉センターの三井敏子所長(精神科医)の講演があり、偏見を乗り越えて社会参加する決意を新たにした。
 総会では、県連合会の江上義盛会長が「自立支援法が、精神障害者を身体、知的障害者と同列に位置付けた点は進歩だが、差別や偏見はいまだにある。北九州に生まれてよかったと思える環境づくりをしたい」とあいさつ。三井所長は障害者手帳の配布状況を例に挙げて、身体・知的・精神の3障害者の中で、精神障害が最も実態把握が遅れていると指摘し、当事者や家族だけでがんばるのではなく、社会制度を活用して自立を支援していく必要性を強調した。
 北九州精神障害者福祉会連合会は、精神の病を抱えた当事者や家族の悩みを聞く窓口を開設している。電話相談(093・371・0553)は祝日を除く月、水、金曜日の10時〜15時。
〔北九州版〕
毎日新聞



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